脆弱性詳細

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基本情報

脆弱性番号 PSHE-20250610-002
タイトル レバー操作のガチャガチャで誘発する座標反転欠陥
機種 サリー2
報告日 2023/02/24

ステータス

危険度 対策済み
検証状況 検証済み

詳細説明

サリー2のレバータイプ筐体(「センサー離しver」または「上昇後2秒離しver」設定)において、「座標反転」と呼ばれる攻略法がユーチューバー「つるなか」さんにより公開されました。この手法では、プレイヤーがクレーンをセンサー付近に移動させ、レバーを「ガチャガチャ」と素早く前後左右に動かすことで、機械の座標認識システムに誤りを誘発します。本欠陥により、カプセルが手前(センサー前エリア)に位置していても、機械が奥(センサー後エリア)と誤認し、アームパワーが弱まるタイミングを回避、景品を獲得口まで運ぶ確率を高めます。成功率は約50%で、座標の反転方向の予測が困難なため試行錯誤が必要です。確率機の仕様を逆手に取るこの脆弱性は、高額景品の不正獲得リスクを増大させます。ゲームセンターは、筐体の設定確認(例:センサー感度やバージョン)、レバー操作の監視、またはアップデートによる対策を推奨します。